雷!!!(3): もう一つの雷が有るって聞いたけど
米国は広大な国であるので雷の規模も大きい。直径数十kmで寿命が2-3時間にも及ぶスーパーセルと呼ばれる雷雲が有る。このようなスーパーセルでの落雷があると、その後、積乱雲の上の方(高度50〜90km)では第2の放電が起こる事が知られている。これをスプライト現象と呼ぶ。スプライト現象は、雷雲と地表の間で発生する正の落雷に伴い、雷雲上空と電離層圏(高度50〜90km)で起こる冷たい放電発光現象です。大電場によって大気が絶縁破壊を起こし、大量の電子と窒素分子が衝突することでイオン化され、赤い光や青い光を放ちます。発光時間は0.1秒程度と非常に短いため、高感度カメラでしか観測できません。



このスプライトは1989年に偶然発見され、その形状がシェイクスピアの「真夏の夜の夢」に登場するいたずら好きな小妖精、スプライトに似ていることから名付けられた。
スプライトは、日本でも観察されており、冬の北陸地方や、平塚、岡山、屋久島でも観察されている。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/sci_cul/2022/10/special/kenkyushitsu/scicallab6
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/a9efd924116a2bc79a63695c90efb718bfa08460